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自由診療とは
公的医療保険制度で認められていない診療のことです。
いわゆる、「保険がきかないもの」で、自費診療とも言われます。
費用は全額自己負担となりますが、例外的に併用できる診療があります。
厚生労働大臣が定める先進医療、保険適用前の医薬品・医療機器の使用などです。
先進医療は、一定基準をクリアした特定の医療機関で行われます。
先進医療
保険診療が適用されない療養を受けると、医療費の全額が自己負担になります。
たとえば、検査・手術・投薬、をした場合、保険適用にならない部分が投薬だけであっても、検査・手術も含めて、全てが自己負担になります。
しかし、「先進医療」と認められた療養であれば、その他の部分については公的医療保険が適用になり、患者の負担が軽減されることで、治療の選択肢が広がることにつながっています。
これが、混合診療と言われるものです。
先進医療は、厚生労働大臣が定めています。
将来的な保険診療への導入のため、臨床の場で評価を行うものなので、その効果は不確実性も高いことについても、納得した上で治療をする必要があるでしょう。
また、先進医療は実施している医療機関も、厚生労働省に申請し認められなければなりません。
同様の技術であっても、認定された医療機関以外で治療を受けた場合は、「先進医療」としての適用にはならず、混合診療にはなりません。
免疫療法
外科治療(手術)、放射線治療、化学療法(抗がん剤など)が、がんの三大治療です。
これにつづき、第4のがん治療として注目されています。
先進医療にも一部含まれていますが、含まれない治療も多くあります。
現在、免疫療法を行っているクリニックは多数ありますが、その治療費は高額です。
治療は効果の有無が何より大切ですが、続けることが可能かどうか、冷静な判断が必要です。
補完代替医療
近代西洋医学と組み合わせる相補・代替医療の例として、下記のようなものがあります。
・健康食品、サプリメント
・はり、きゅう
・整体、カイロプラクティック
・食事療法
・音楽療法
・ヨガ、気功
がん患者の約半数が補完代替医療を利用し、その9割が「健康食品・サプリメント」を取り入れているようです。
中には科学的根拠に乏しいものもありますので、注意が必要です。
費用対効果の考え方は、こういった分野にも適切に対処できるでしょう。
未承認の薬
海外では承認・販売されているものの、国内では未承認の薬があります。
未承認薬を使用したい場合は、治験に参加する、または個人で輸入する方法があります。
治験は、経済的負担は比較的軽いですが、条件に合わなければ受けられません。
一方、個人輸入であれば、その費用は個人負担となります。
また、医師の考え方や医療機関の方針によっては難しい場合もあります。
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